LIXIL 樹ら楽ステージ・レストステージまとめサイト

LIXIL社で販売されている人工木デッキ 「樹ら楽ステージ」「レストステージ」が、カタログや公式ホームページがわかりにくい為、DIYに活用できるよう情報配信していきます。

樹ら楽ステージ・レストステージの部材名称


このページでは、簡単に部材名称を紹介していきます。一般的に呼ばれる名称もあれば、LIXIL社が独自で付けている名称も一部あります。
大半は一般的な建築用語で呼ばれる名称になりますが、地域によっても若干指す部位が違う場合も、あるかもしれません。
細かい部品名称は、施工方法の中で説明していきますので、ここでは骨格やメインの部材になるものを紹介していきます。
また、LIXIL社に注文する際にも、正しい名前で発注依頼しないと、部品が異なる場合もありますので、要注意。基本的には品番での発注にはなりますが。

■LIXIL社の部材の呼び名

■基礎石と砕石(きそいし と さいせき)
土の上にウッドデッキを施工する場合には、基礎が必要となります。LIXIL社では、穴掘って砕石を一番下においてその上に石を置くという施工手順で説明されています。
基礎石は、ホームセンターなどでも販売されてますが、結構な重さなので、運ぶときには注意しましょう。砕石もホームセンターで販売されています。施工手順の詳細は、基礎工事のページで紹介しています。

■束柱(つかばしら)
基礎の施工が終われば、束柱という名前の柱を立てます。
束柱には、標準とロング、調整つきの標準とロングが準備されています。調整なしの束柱を使用する場合、高さ調整は束柱をカットして仕上げることとなります。

■大引(おおびき)
束柱を建てた後に、柱の上に置くメインの部材です。
「樹ら楽ステージ」「レストステージ」共に、天然木と異なり連結部材で、1本物として強度が保てるため、人工木デッキの一番の特徴となる部材だと思います。この大引の上に床板を乗せていくだけになるので、施工の手間も、天然木よりは簡素化されているのではないでしょうか

■大引支持台+大引スペーサー(土間施工)
土間施工の場合は、基礎石と束柱が不要で、その代わりに大引支持台と大引スペーサーを組み合わせて、その上に大引を乗せる形となります。
高さが足りないときには、大引補助スペーサーというものを上に重ねて乗せて、かさ上げします。2つまで追加で乗せることが出来ます。

■側面幕板取付材(そくめんまくいたとりつけざい)
大引を取り付けた後は、床板を付ける前に片側だけ、側面幕板取付材を取り付けていきます。
位置決めの目的も含まれますので、取り付けた大引すべてに取り付けていきます。(図は幕板A用)

■床板(ゆかいた)
メインとなる床板。大引の上に1枚ずつ床板を取り付けて、大引に金具を使用してネジ止めしていきます。
取付説明書にも記載がありますが、建物の壁とは10mm以上離すように記載されていますが、これは床板の伸縮により建物を傷つけない為に、離して取り付けとなります。

■正面幕板取付材(しょうめんまくいたとりつけざい)
正面に取り付ける幕板取付材という部材。
ゴムハンマーで叩き込んで、ビス止めする部材です。図では見難いですが、床板に差し込んだ部分から、斜め下に向けて床板を貫通させて、取付材にねじ込む構造になっています。(図は幕板B用)

■幕板取付補助部材(まくいたとりつけほじょぶざい)
最初に大引に取り付けた側面幕板取付材だけでは、大引と大引の間が広い為、幕板取付補助部材と呼ばれる部材があります。
ビス2本で止める部材にはなりますが、これで幕板取付後の隙間や波打ったりすることが防げます。
ちなみにこの部材は、幕板B(薄い方)のみでの使用で、幕板Aでは使用しません。

■幕板金具(まくいたかなぐ)
これは幕板金具と呼ばれる部材ですが、幕板A(暑い方)にしか使用しません。
幕板Bの場合は、幕板そのものをネジで貫通させて取り付けするために幕板金具は取り付けません。

■幕板(まくいた)
デッキステージの側面をカバーする幕板と呼ばれる部材になります。
「樹ら楽ステージ」の場合は、幕板Aと幕板Bと呼ばれる二種類が準備されており、厚い物と薄い物があります。
「レストステージ」の場合は、薄い物のみで、幕板Bのみとなります。
幕板Aと幕板Bでは取付方法が異なりますので気をつけましょう。

■コーナーキャップ
角をカバーするコーナーキャップです。
入隅用や、斜めの角度に対応するフリーコーナーキャップと呼ばれるものも準備されています。
どういう形に仕上げる場合でも、準備されているのでありがたいですね。角の部分はカット面が見えてしまいますので、見栄えでも安全面でも安心できる部材だと思います。

■補助根太取付部品(ほじょねぶととりつけぶひん)
補助根太を取り付ける部材になります。L字のアングルのような形状をしています。
ビス2本の固定に見えますが、実際には大引の横にフィンあり、そこに引っ掛けて取り付けるので、荷重はフィンに掛かるので、構造的にはしっかりしています。(┣ ←こんな形状の部分に引っ掛ける)

■補助根太(ねぶとほじょ)
角の部分を斜めやR施工する際に使用する部材で、補助根太という部材を使用します。
この部材を使用することで、床板の端部が宙に浮く部分の長さを抑え、強度の補助になります。

■躯体取付アングル(くたいとりつけあんぐる)
これは躯体(建物)から1本目の大引までの距離がある場合に取り付ける部材になります。
建物ギリギリに束柱が建てられない場合を想定している部材のようですね。いろんな状況に合わせた部材が準備されています。

■躯体側隙間塞ぎ材(くたいがわすきまふさぎざい)
基本的にはデッキと躯体(建物)の隙間を10mm開けて取付する為、微妙な隙間を塞ぐ部材となります。
これはデッキの上にサンルームなどを施工した場合に、風の吹き上がりを防ぐ部材になりますが、デッキステージだけで仕上げる人でも気になる人は、この部材を使うといいかもしれないですね。

メインとなる部材の名称に以上になりますが、施工順で紹介してみました。このページでも大まかな施工の流れは把握できたかとは思いますが、施工のページでさらに詳細を紹介していきます。

更新履歴

  • 2016年05月23日 本ページ作成  

inserted by FC2 system